2015年 初期研修医座談会

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西本英里子・瀧下茉莉子・角田哲人
聖マリアンナ医科大学卒業/2015年度入職

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――まず、研修医から見た多摩病院の雰囲気、働きやすさからお伺いします。
瀧下 うちは大学病院ほど規模が大きくないので医師同士はもとよりコ・メディカルのスタッフも含めて、皆さんと顔見知りになれます。わからないことがあればすぐに聞けるし、困ったことがあれば助けてもらえる、そんなアットホームな雰囲気が魅力です。
西本 医局が一つしかないので科の垣根もなく、たとえば疑問に感じたことをその場で気軽にいろいろな科の先生に聞けます。コミュニケーションが取りやすく仕事がやりやすいと感じることが多いですね。
角田 それから多摩病院が対応するのは2次救急までなので、3次救急まで扱っている大学病院などと比べると、運ばれてくる患者さんを“ひたすら捌く”という感じにならず、丁寧に対応できる点にも魅力を感じます。
――多摩病院の職場としての魅力は、数ある病院のなかから初期研修先として選んだ理由付けにもなりそうですね。
西本 そうですね。市中病院だけに割とコモンな疾患を多く診るケースが多いので、これから先、医者として働いていくなかで巡り会う確率の高い疾病に、医者としてのスタート時期から数多く触れられ、しかも一つひとつ丁寧に接することができる点に魅力を感じました。
角田 その一方で、科によっては専門性の高い症例に出合うことも多く、これは意外でしたね。市中病院と大学病院のちょうど真ん中ぐらいに位置している、どちらの良いところも兼ね備えた病院だと思います。
西本  病院”とひと口に言っても働く環境や雰囲気はずいぶん違うので、小まめに院内を見学させてもらうなど十分なリサーチをお勧めします。少しでも違和感を覚えるようなら、妥協しない方がいいと思いますよ。
瀧下 私もそう思います。研修先を選ぶ時に最も重視したことは、病院で働いている医者が納得感を持って働けているかとか、自分が実際そこで働くことになった時、その病院のリズムにしっかり乗っかっていけるかということでした。プログラム内容よりもむしろそういう“肌感覚”を重視しました。

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――研修がスタートして1年ほど経ちました。実際に働いてみて研修医としての生活はいかがですか?
瀧下 私は初めのうちはかなり緊張していましたね(笑)
西本 私も。こう見えても緊張しやすいんですよ(笑)。研修初日にいきなり点滴を取るという手技を病棟でやらせてもらったのですが、血管に針を刺す時、手足がガクガク震えてしまいました。その患者さんには今も時々病院でお会いするのですが、「元気でやれてる?」と声をかけてくださいます。その度に、初心を思い出して「もっとがんばろう!」という気持ちになれます。
角田 学生同士で点滴を取った経験があっても、医師として対患者さんに初めて手技を施す時は、大なり小なり皆、緊張するものなんですよね。多摩病院は手技実践の機会が多く、様々な手技に自信が持てるようになりました。
――前期研修が約1年経ちました。医者として成長を感じる時は?
西本 4月の時点では、患者さんに何を話したらいいのか全くわからなくて、上の先生の後に隠れたくなるような気分でしたが(笑)、少しずつでも自分の判断でお話しをさせていただけることも増えて、何か質問をされた時に、「確認してきます」という以外のお返事ができるようになった時ですね。
角田 自分で判断できるようになったということは大きいと思います。
西本 それから、カルテの書き方も、1年前に自分が書いたカルテを読み返してみると不足部分がたくさんあると感じました。

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――4月からは初期研修の2年目に入ります。進むべき専門科についてはもう考えていらっしゃいますか?
瀧下 研修の途中なのでまだ流動的という感じですね。私はもともと外科志望だったのですが、内科の研修を経験して、内科も面白いと思うようなりました。
角田 僕の場合、専攻したいと思ったのは内科なんですが、そのなかで自分が何を専門にしていくかについては悩んでおりまして、今は呼吸器の分野が一番面白いかなと思っています。
西本 私も同じです。学生時代は、呼吸器系が苦手科目だったのに、実際に研修を受けてからその面白みに目覚めました。
角田 座学で学べることには限界があるということですね。研修が始まると、結構皆、気持ちが揺れるみたいですよ。
――どんな医師を目指していらっしゃいますか?
瀧下 この先生にだったらなんでも相談できると感じてもらえるような医者になりたいです。
角田 僕も同じで、患者さんに不安を与えないような、高度な知識と技術を兼ね備えた医師を目指したい。その知識と技術を礎に、自信を持って医療に取り組みたいです。
西本 私の父は故郷で開業医をしておりまして、クリニックの外で患者さんに会った時に、「先生~」と親しげに声をかけられる父を見て育ちました。父のように親しみと信頼を感じてもらえるような医者になりたいですね。