See one, Do one, Teach one.


私は他大学から多摩病院の初期研修を選びました。もともと総合診療医/家庭医になりたいという想いがあり、家庭医の後期研修プログラムのある病院を初期研修病院として探していたのですが、知人から「多摩病院の総合診療がいいらしい」との情報をもらい見学に来ました。もともと雰囲気が良さそうとは聞いていたのですが、実際見学に来てそれを実感し研修先に決めました。病院の規模も376床、研修医も10名とほどよく、学びやすさを感じます。自分が在学していた医学部の病院は1,000床ほどあり、そもそも医局がどこにあるか分からない…など学ぶには若干の不便さを感じていました。その点多摩病院は医局が同じフロアにあり、診療科間の垣根が低くどの先生も気さくで話しやすい。めざす家庭医療専門医の上級医もいて、最適な環境だと思いました。さらに、この多摩地区という地域は聖マリアンナを中心に、大学病院、市中病院、クリニックと連携がとれている。2年目からはそれらの病院で研修することができ、地域を診るといった観点から学べるのも魅力でした。他大学から入ることに若干の不安はありましたが、初期研修医で言えば約半数が他大学出身。「他の大学どうなの?」なんてお互い話しながら、垣根なく和気あいあいとやっています。


多摩病院には熱心な上級医が多く、隙間を見つけて学びの機会を設けてもらっています。週一のモーニングレクチャーでは医師だけではなくコメディカルなど他職種の方々も指導に当たってくださいます。自分たちが得てきた知識を還元することで、病院全体で成長していこうという想いが伝わってくるので、自分たちももっともっと頑張ろうと思えます。

まもなく2年目に入りますが、2年目はこの1年で学んだことを周りに還元することで自分も成長していきたいと思っています。つまり、「See one, Do one, Teach one.(見て覚えて、やって覚えて、教えてさらに理解を深める)」の実践です。もともとdoctorという単語のラテン語の語源は、docere(教える)です。患者、市民、同僚、他職種など他者に教える行為は、医師という職業の核心といえるかもしれません。さらには、2年目は外病院にも出るので、新たな切り口から医療を実践することで医療人としての幅を広げていきたいです。