私の選んだ歯科研修

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同期の研修医は8人いますが、歯科は私1人です。当然の事ながら、スケジュールが全く違うので、同期の輪のなかに入っていけるのか不安に思っていました。そこで研修医対象のオリエンテーションの日に思い切って皆を食事に誘い、これから始まる研修について、期待や不安を話しました。すると、医師を目指している仲間同士、すぐに打ち解けることができました。

私は一般的な口腔診療に加えて、外科処置や全身疾患の知識を身に付けるために、口腔外科での研修を希望していました。多摩病院は医局や研修医室が、医科も歯科も同じ部屋で過ごす環境なので、ここでなら医科の先生方から教えを受ける機会が多いのではないかと考えました。その予想は的中し、さまざまな科の先生から、口腔外科の参考になる症例を教えていただきました。


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その一方で、歯科では使わない用語や略語も多く、話を聴くたびに、はじめて聞いた言葉の意味を調べる、ということを繰り返していました。そのときに支えとなったのが、同期の存在でした。医科の研修医は全身疾患について質問すると、わかりやすく教えてくれました。逆に私が歯科の疾患について質問を受けることもあり、お互いに得ることが多い関係を築けたと思います。
歯科以外の同期がいることは、口腔外科に必要な知識を身につける上で、プラスになっています。

私は将来、父が持つ歯科医院を継ぎたいと考えています。歯科の開業医になれば、他の診療科の医師と交流を持つ機会は少なくなります。同期とともに過ごす研修期間は、一生に一度の貴重な経験となるでしょう。こういう歯科の研修病院の選び方もあるんだとぜひ、参考になればと思いますし、私は多摩病院を選んでよかったと思っています。