多摩病院ならではの多彩さ

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オールラウンドな症例を学べる場

多摩病院の小児科は川崎北部地域の1次・2次小児救急医療を担う病院として、肺炎、胃腸炎、小児ぜんそくなどのコモンな疾患はもちろん、指導医がサブスペシャリティとして神経、感染症、アレルギーなどの専門に持っているので、バラエティに富んだ患者さんを受け入れています。研修医はオールラウンドな症例を経験できるのが多摩病院の研修の特徴です。

幅広い視点が身に着く環境

指導面では朝のラウンドでどうしてこういう治療をするのかなるべく問いかけるように指導しています。また小児科には聖マリアンナ医科大学出身以外にも他大学からも多くの医師が来ていますし、他科の家庭医専門医コースを修了した後期研修医などもいますので、働き方や価値観、考え方の視点がいろいろな立場から聞けるのも刺激となります。初期研修医にとっても幅広い視点で物事が考えられるようになる良い環境ではないかと思います。そうした環境からか、小児科は仲が良いことでも有名です。お昼もぞろぞろとみんなで食堂に行くので、皆さん分かっていて自然とテーブルを開けてくれるんですよ。


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日頃の準備で急変時にも慌てることなく対応

また小児科では2次までといっても、急変時には3次救急にも対応できなければならないので、そのための準備、トレーニングに力を入れていて、トレーニングには研修医にも積極的に参加してもらっています。そうした日頃のトレーニングとコードブルーに対応できるよう準備していたのが功を奏し、急変で心肺停止の患者さんが出たときに蘇生に成功した例もありました。他にも多摩病院には総合周産期センターがないので、ハイリスク分娩は妊娠中にお母さんが搬送されていくので、ほとんど正常分娩しかないのですが、生まれてみたら新生児仮死という異常分娩がありました。新生児仮死は初療が重要になりますが、小児科チームで力を合わせて処置を行い、その後、聖マリアンナ医科病院に転送して生還しました。その子はその後、後遺症もなく帰れたということで、やはり団結力と日頃の成果だと実感しました。