広い視野を持った医師へ

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私が所属している総合診療内科には高齢患者が多く、90歳以上の超高齢と言われる患者さんも少なくありません。壮年期の患者に対しては病気を治すことに注力できますが、高齢、超高齢患者さんに対して若い人と同じ治療プログラムは有効ではなく、患者1人ひとりが置かれた環境などに配慮して考える必要があります。こういう繊細な問題については医学部でも教えてくれませんし、正しい答えが書いてある教科書も存在しない。医者が自分でその答えを探さなければなりません。このように、総合診療内科の研修では、人生の最後を迎えるような方たちにとってどういう治療をほどこしたら患者本人だけでなくご家族にとってもいいのかを学べる良い機会となります。


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研修後に各専門科に進むことになると思います。専門的になると臓器のこと以外は目に入りにくくなりがちですが、ふとした時に患者さんの置かれた背景を考えられたり、自分がかかわっている専門以外の疾患についても気がついたり、そんな広い視野を持てる医師の育成を指導医として目指しております。